早稲田大学講座案内

昨日、早稲田から今年の講座案内が届いた。英米文学の講座を受けたいのだが、今年もこれといったのがないかなあ・・・。


かすかに期待していた大社(おおこそ)先生の講座も、予想通りに女流作家を扱うもので、期待はずれ。昨年、女流作家にこだわらずにやってほしいという話をしていたのだが、基本的にその線で研究をしている先生なので、やっぱり無理なんだろう。講座名も「英米性文学の魅力を探る」だし。


それに取り上げる作家も、ヴァージニア・ウルフ、エリザベス・ボウエン、ミューリエル・スパーク、ドリス・レッシングなどで、どれもこれも私の好みではない。昨年もトニ・モリスンがダメだったから受講しなかったのだが、今年もウルフの 『ダロウェイ夫人』*1 を原書で読むと考えただけで、ウルフ同様、気が狂ってしまいそうだ。日本語で読んでもお手上げ状態だったのだから、「意識の流れ」なんてやつは、もう勘弁してくださいって感じ。


あとは、「ジャック・ケルアックよりいい」と評されている、William Least Heat Moon の 『Blue Highways: A Journey into America』*2 を読むという講座に興味を持ったが、そもそもジャック・ケルアック(代表作 『路上』*3 )を読んだことがないので、それよりいいと言われても、いいのか悪いのか全く判断できない。そもそも、ケルアックの描くビート・ジェネレーションというのが、どうもダメっぽいし。で、講義は英語、宿題ありか・・・。しかも、普通の講座よりも期間が長い。通常は1月から3月まではお休みだが、この講座はお休みにならない。ほかにやることがなければ、これを1年間しっかりやるというのもいいのだが、今年は密かに決意している「マラマッド・プロジェクト」がある。二兎を追うものは一兎をも得ずになりかねない。


やっぱり去年と同じ総合英語の講座かな?と思って見ていたら、「少人数制英会話」というのが目に入った。何人かの先生のクラスがあるが、総合英語と同じ横山先生のクラスもある。「少人数制」なので、受講料も高め。でも、ちょっと待てよ!総合英語も、べつに「少人数制」とは言っていないが、後期など2、3人しかいないという、「超少人数制」だったよ。(^^;


あ〜、どうするかな。アポロ13号は、また違う学校でもいいんじゃないかと。例えば東大とか・・・って、東大は受講するのに試験があるのですよ。さすが東大だけあって。考えるまでもなく、却下。


他の大学に比べて、早稲田は講座内容が豊富(理科系はあまりないが)だとは思うのだが、英米文学が少ないので、青山先生のクラスがなくなってからは、個人的に興味を惹く、これといったものがない。べつに無理に行かなくてもいいんだけど、せっかく行き始めたのだから・・・とも思う。


ジェイン・オースティンの作品の翻訳をしている大島一彦先生とかが、オースティンの講座でも開いてくれたら、大喜びで行くんだけどな。大社先生も、どうせならエリザベス・ギャスケルとかやってくれればいいのに。アンソニー・トロロプとか。とまあ、つまりは自分の好みだけで言ってるわけなんだけど。


ていうか、うだうだしているうちに、今年ももう講座を決めなければならない時期になってしまったというわけだ。ついこの間、やっと授業が終わった!と思ってたのに。。。こうなったら、「ハリー・ポッター」の講座でもとろうかな。本ならいくらでもあるぞ!