これも迷惑メール

現在進行中の「マラマッド・プロジェクト」。しかし、マラマッドの 『The Complete Stories』*1 は、分厚いし、字も小さいので、そのままじっくり読むには辛い。そこで、短編だから、ばらばらにしてもあとで困ることはないだろうと、昨年末に新しくしたプリンタ(コピー、スキャナ付き)で、テキストを拡大コピーしようとしたら、拡大も縮小もできなかった。マニュアルにはできると書いてあるので、できるはずなんだけど、結局、所詮はプリンタでしかないのか?悲しい。。。


ところで先日、全く知らない人からメールが来て(自己紹介もなかった)、ホーソーンの作品の邦題を教えて欲しいとのことだった。なんで私に?と思ったが、そういえば、「アメリカ文学作家・作品年表」 に、ホーソーンのページをつけておいたっけと思い出した。あのコーナーも、いつになったら出来上がるのやら?だ。ホーソーンのページ自体も作り直さなきゃいけないし。


しかし、私はホーソーンの研究者ではないので、有名なもの以外はよくわからない。特に短編となると、皆目わからない。それでも、一生懸命調べて返事を出したのだが、その結果どうなったのか、なしのつぶてだ。結局役に立たなかったのかもしれないが、お礼の一言くらいあったってよさそうなものだ。文章の感じからして、学生なのかな?と思ったが、人にものを頼んでおいて、お礼も言わないとは、あまりに失礼だ。


もっとも、ネット上では、こんなことはしょっちゅうあることなのだが、メールというデジタルな手段は、相手の労力までは見せてくれないから、あまりに簡単に考えがちだが、その裏側では、アナログの労力が存在しているわけで、それはこんな時代でも、ちゃんと認識するべきだし、それがわからないなら、他人に物を頼むなと言いたい。「メールで簡単に済ませる」というのは、あくまでも手段に過ぎず、中身や気持ち、礼儀までが簡単でいいというわけではない。顔が見えないからどうでもいいというのは、絶対に違う。


それと、そもそも質問を明確にしろと言いたい。自分でもよくわかっていないもの、あるいは自分ではわかっているつもりだが人にうまく伝えられないものなどは、文章をちゃんと考えてから書きなさい。まったく、なんで私がこんなわけの分からないことを、わざわざ解釈して調べなきゃいけないの?と思う。一言お礼でもあれば、それも報われるが、全く無駄な時間を使ってしまったと、非常に腹が立っている。