ファンタジーとはいえ

R.A.サルバトーレ『アイスウィンド・サーガ 冥界の門』には、ファンタジーとはいえ、なかなかいい事が書いてある。


★どんなに必死になっても、わたしには死の真実を動かすことはできない。わたしにできることは、自分の人生の残り時間の一瞬一瞬を、できるかぎり豊かにすごそうと努めることだけだ。
―ドリッズト・ドゥアーデン

●プラスにならないどころかマイナスになる、ましてや楽しくも何ともない事や人に関わっている暇はないね。できるだけ無駄な時間は減らしましょう。


★人生において何をするにせよ、どれだけ自制し、どれだけ行動を制御することができるか、それが最終的には成功の度合いを知るものさしとなる。
―マルコー・ハーペル

●ところ構わずぶち切れたりしちゃいけないってことですね。自制心は大事。大人なんですから、ちゃんと考えなきゃ。どんなことがあっても、常に変わらぬ態度でいられる人は尊敬するし、知性のある人だと思います。


★誇りというものは、便利な道具にもなるが、まわりの真実を見えなくする障壁にもなる。
―マルコー・ハーペル

●謙虚さが大事ってことですよ。プライドだけ高くても、あんまり役には立たないだろうなぁ。

何事においても謙虚に聞く耳を持っていることが、向上するために必要なことだろうと思います。

今現在の状態や力量ということではなく、死ぬまで向上して行こうとする向上心こそが、人としての誇りじゃないんですかね?

今現在のキャリアやステータスに対して、自分は素晴らしいのだと思うことがプライドだと言うなら、その人は終わってるでしょう。

たぶん本当に一流の人は、一度だって自分に満足などしていないし、一流と言われることにプライドなど感じていないと思います。

自分はまだまだだという謙虚さがなければ、上には行けないと思うし、行き詰まって終わりでしょうね。


ううむ、なかなか深いなぁ…アイスウィンド・サーガ。( ̄▽ ̄;)