J.R.R.トールキン(1892─1973)

『サロン・ドット・コム』*1(現代英語作家ガイド)を見ていたら、その中にトールキンも入っていることがわかった。というか、入っているのは知っていたのだが、ちゃんと読んだのは、今回が初めて(今頃!)。これは、例外中の例外。というのも、『サロン・ドット・コム』は、主要作品が1960年代以降に刊行されていて、著書が2冊以上出ている作家に対象を限定した「現代」の作家を載せた本だからだ。


監訳の柴田元幸氏によれば、「主要作品は1960年代より前に書いていても、広いインパクトを持ったのはそれ以降、という作家も何人か取り上げた(その顕著な例がJ.R.R.トールキン)」ということだ。とにかく読んでみて、全くその通りだと思ったので、掲載しておくことにした。『指輪物語』は、単なる子供向けのファンタジーではないということで。