ラリー・マクマートリー

ジョン・ダニングの 『死の蔵書』*1 を読み終えたので、ジャネット・デイリーの 『Green Calder Grass』*2 を読み始めてしまったのだが、西部に行くなら、集めていたラリー・マクマートリーの西部ものでも読むかなという気分になっている。


◆Larry McMurtry


マクマートリーはテキサス(テキサスは南部だが)を舞台にした作品が多いので、今回私が行く地域を考えると、コーマック・マッカーシーのほうが近い。しかし、マッカーシーを「軽く」とか「ざっと」読むのは難しい。


マッカーシーの、アメリカとメキシコの国境付近を舞台にした「ボーダー・トリロジー」3作はもう読んでしまったし、購入してある本は、いわゆる南部作家時代と言われる時のものだ。テキサス州エル・パソに引っ越して、西部作家と言われるようになってからの 『Blood Meridian』*3 は、スペイン語混じりだから、ちょっとやそっとじゃ読めない代物。となると、やっぱりマクマートリーを読むしかないか。。。ていうか、『Blood Meridian』の初版本が欲しい。実物を見なきゃ初版かどうかわからないから、ネットでは買えないし(現在、マーケットプレイスでは¥176,924*4。これって初版?)、これを探すのを今回の旅行の目的にしようかな、なんて。カナダのマーケットプレイスでは、初版と明記してあるもので、15万〜30万円くらいする。これじゃ見つけたとしても、とても買えない。


というわけで、マッカーシーは短期間には読めないだろうから、やっぱりマクマートリーの 『Horseman, Pass By』*5 でも読むかな・・・と書いてしまうと、天邪鬼なので、すぐに気が変わる可能性もある。かといって、分厚い 『Lonesome Dove』*6 なんかは読んでる暇がないだろうし。 『The Evening Star』*7 あたりはどうだろう?って、あれには宇宙飛行士が出てくるから、たぶんテキサスが舞台なんだろうけど、全然カウボーイには関係ないし、ちょっと望んでる雰囲気じゃないし・・・。とりあえず、ジャネット・デイリーのカウボーイものを先に終わらせようってことで、あとは読みながら考えよう。万一、南部に行くことになったら、どうする?(^^;