母との戦い

昨日からまた「豆腐ダイエット」をしているが、昼間はあまり感じない空腹感も、夜になると激しくなってくる(目の前でちゃんとしたご飯を食べている人がいるからだ)。なので、空腹だ、空腹だ、ということしか頭になく、他に何も考えられないという状態。お腹が慣れるまで、しばらくこの状態が続く。


まったく、自分自身が望んでもいないのに、何でこんなことしなきゃならないのか。。。来月末に、母が手術をするので、実家に帰らなくてはならないからだ。実の娘に向かって、嫌というほどしつこく「太った」と言いまくる母。その実の母に、ああだこうだと言われたくないという、ただその一心なのである。


以前、「病気だったんだからしょうがない」と説明したのだが、人の話など、はなから聞いちゃいないから、会うたびに言う。1回言えば十分なのに、顔を見るたび、何度でも言う。しつこい。実の母親なのに、酷い!痩せていようが、太っていようが(そもそも母は太っているのだから、その母に言われたくはないのだが)、娘が元気でやっていることを望むのが、実の母親ってものじゃないのか?と思うと情けない。


普段、そういう話やお説教や愚痴なんかを(最近そこに「年を取ると嫌われるから」などというひがみも加わった)、ただ黙って聞いてやっている(娘のつとめと思って)寡黙な私も、今日は空腹でイライラしているせいで、電話で話しながら切れた。勝手なこと言いやがって!てなところだ。自分もああなるのだろうかと思うと、未来が暗い。


山本周五郎の『婦道記』なんかを読んで、「いい話だ。見習いたい」などと感激している割に、全然学習していない母。山本周五郎も、小説の書き甲斐がないというものだ。『婦道記』の世界など、文字通りフィクションでしかないのかと、がっかりする。


とにかく、母にまた「太った」と言わせないために、しばらく我慢するしかない。そんなことしてる場合じゃないっていうのに、まったく!でも、ハングリーな精神は、ときにいい結果を生む場合もある。ダイエットの面ではなく、別のカテゴリーでいい結果が出ることを信じて、前向きに行こう。


だけど、どうにも本を読んだり、勉強をする意欲がわいて来ない。頭の中は、「豆腐」と「空腹」の2つの単語しかない。そんなわけだから、大事なことを忘れてしまうのでないかと、来月の免許更新だけは、毎日通知を見ながら確認しなければと思っている。そうだ、早稲田の講座の申し込みもあったっけ。