「ジングル・オール・ザ・ウェイ」

クリスマスも終わってしまったが、今年は週末だったので、今日まではなんとなくクリスマス気分。去年読んだ本によれば、そもそもクリスマスは1月であるとする説もあることだし、欧米ではクリスマスホリデーは1月6日くらいまであるのだから、まだそんな気分に浸っててもいいかと。


毎年クリスマスには、 「ジングル・オール・ザ・ウェイ」*1 のサントラを聴く。あるいはビデオを観る。これは言わずと知れた、カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーのコメディ映画。代表作の 「ターミネーター」*2 も好きだが(というかシュワちゃんの映画は全部好きだけど)、個人的にこの映画は番外でナンバー1なのだ。


脳みそも筋肉のスタローンと違って、シュワちゃんはコメディもできる。シュワちゃんのコメディは面白い。でも、この「ジングル・オール・ザ・ウェイ」は、それだけじゃない。子どものためにがんばる父親の、滑稽なほどの努力が涙ぐましいのだ。


それに、憧れのスーパーヒーローが、自分の父親だと知ったときの子どもの気持ちを考えると、たとえようもない誇らしさに、胸もはちきれんばかりだろう。世界中で一番強いヒーローが、自分の父親だったなんて!


というわけで、そこですっかりその子どもの気持ちに同化し、胸がはちきれんばかりになり、自分の父親が「ターボマン」だったらどんなにいいだろう、いや、「ターボマン」ではないけれども、「ターボマン」に匹敵するくらいのヒーローであった!などと思いながら、観るたびに涙を流す私なのだ。


スーパーヒーローは、恋人でも配偶者でもダメなのだ。それはやっぱり父親でなくちゃいけない。その父親を越えるために、子どもは一生懸命努力するのだ。そして、父親は子どものために、命をかけてがんばるのだ。いい話だなあ〜。(泣


「The Most Wonderful Time Of The Year」なんていうベタなクリスマスソングがまたいい!ナット・キング・コールの「The Christmas Song」も泣ける。また来年も観よう!そういや、この映画のノヴェライゼーションも持っていたっけ。