Jack O’ Lanterns

いい天気なので、今日こそは図書館に!と思ったが、予定外の体調不良時期突入に、計画挫折。なかなか思い通りにはいかないものだ。


ハロウィン用に読んでいるアン・ライスに行き詰まり、本棚を眺めて他の本を物色していたところ、4月に買った Steve Augarde の 『The Various』*1 のカバーに "There have been stories of the 'little people'─ piskies, fairies, Jack O' Lanterns, call them what you will ─ ever since the world began." とあった。 「Jack O' Lanterns」 という文字にビンゴ!そうか、じゃこれ読みましょう〜で決まり。


で、アン・ライスを放り出して読み始めてみたら、この作家、文章も子どもっぽくなく、なかなかユーモアもあって面白い。子供向けだからと、ドタバタもしていないし、静かな雰囲気の中に、作者のユーモアが光っている。主人公のミッジ(マーガレット)も飄々としていていいし、準主役的な、不器用なブライアンおじさん(ミッジのお母さんの兄)もいい感じ。個人的には、このブライアンおじさんがかなり気に入っている。


ちなみに、この話の本当の主役は 「little people」 (小人というか、妖精というか)なのだが、彼らにはいろんな種族があるらしい。物語は今のところ、小人側の話と、小人たちにとっては巨人であるミッジたち人間側の話と、交互に語られていく。夏休みを、それまで特に親しくしていたわけでもないブライアンおじさんの農場で過ごすことになったミッジが、小さな羽根の生えた馬(?)と遭遇するところから、両者の交流が始まるのだ。


ところで、 「Jack O' Lanterns」 はいつ出てくるのかな?