ジョナサン・フランゼン 『コレクションズ』

今月12日にある、ジュンク堂のブック・カフェ(ゲスト:黒原敏行氏)に行きたいと思っているのだが、『すべての美しい馬』を訳した黒原氏が、ジョナサン・フランゼンの『コレクションズ』も訳していることを知り、図書館で借りてきた。

『コレクションズ』は、原書を2冊も持っている。最初に買ったものは大判で重たくて読みにくそうだったので、紀伊国屋のバーゲンでマスマーケット版を見つけた際に、買いなおしてあったのだ。できれば原書で読もうと思っていたが、翻訳者の話を聞くのには、翻訳を読んでいたほうがいいだろうと思い、とりあえず借りてしまった。

ところが、翻訳のほうも大判で分厚い。分厚くて難儀したウォーリ・ラムの『この手のなかの真実』は、まだソフトカバーだったので、重さはそれほどでもなかったが、こちらはハードカバー。こういう本の紙質には、出版社も気を使って欲しいなと思うような代物。分厚いけれど、意外に軽くてびっくりした、T.C.ボイルの『もし川がウィスキーなら』を見習って欲しい。


〓〓〓 BOOK

Amazonから

『となりのボーイフレンド』 BOOK PLUS/メグ・キャボット 1050円
単行本: 409 p ; 出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048970429 ; (2004/04/29)
出版社/著者からの内容紹介
メールでみつける本当の恋!? ハッピーでキュートな恋愛メール小説登場!
コラムニストとして奮闘中のNYガール、メル。暴漢に教われた隣の老婦人の家に、遊び人で名高い甥がやって来た。それが意気投合して恋の予感!?でも実は彼は偽者の甥と判明……やっとみつけた恋はどうなるの?

『No.1レディーズ探偵社、本日開業─ミス・ラモツエの事件簿(1)』アレグザンダー・マコール・スミス 798円
文庫: 324 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: ソニーマガジンズ ; ISBN: 4789721051 ; 1 巻 (2003/09)
出版社/著者からの内容紹介
世界17カ国で大ベストセラー! サバンナのミス・マープル、ついに日本上陸!
プレシャス・ラモツエ。ボツワナでただひとりの女探偵。34歳、かなり太め、バツイチ。ひとよんで「サバンナのミス・マープル」。
実家を切り盛りしていたラモツエだが、父の死後、遺産の牛を売り、首都ハボローネで探偵社を開いた。のどかなこの地で探偵業は成り立つのかと思いきや、意外や意外、依頼は浮気の調査から失踪人探しまでひっきりなし。鰐と蛇と格闘しなければならないことだってあるが、それでもアフリカの大地をこよなく愛するラモツエは、きょうも手がかりを求めてサバンナを疾走する。持ち前の洞察力と行動力でよろず解決となるか……。世界中が夢中になった名探偵、ついに日本初登場!