読書熱

柴田元幸さんの翻訳で、バーナード・マラマッドの『喋る馬』と、ジャック・ロンドンの『火を熾す』が出たのを知り、これは絶対に読まなければ!と思い、久々に読書熱が出ました。

最近は、しち面倒くさい内容はかったるいと思って、有川浩などのライトノベルに手が伸びていたんですが、どこかで、がっつり読み応えのある本が読みたいと思っていました。

マラマッドは、早稲田の青山先生の授業で読んで以来、個人的に研究しようと思っていた作家ですが、日本語訳があまりない。全集が出ているのですが、あまりにも高価で手が出ません。そこで、原書をできる限り入手したんですが、なかなか全部は読み切れず…。

それを柴田さんが訳してくれるとは、なんと素晴らしい!全作品とはいきませんが、主要な短編は収められているようで、嬉しいですね。

しかしこの本も割にお高いので、とりあえず図書館に予約しました。気に入ったら、手元に置くべく購入したいと思います。

本に関してはアナログ派ですから、気に入った本は、絶対に紙で手元に置いておきたいのです。デザインはもちろん、紙質や書体なども重要で、中身と共に、それらが一体となって作品の価値をより高めてくれますから。

そして同じく、柴田元幸翻訳叢書シリーズの、ジャック・ロンドン『火を熾す』。こちらも是非読みたい。しかし、図書館の予約限度冊数がいっぱいで、予約できず。

日本のベストセラー本は自分で買うには及ばずなので図書館に予約しているんですが、なかなか順番が回って来ないから、どうでもいい本の予約が減らないんです。どれかやめてもいいかと思いながらも、せっかく待ったのだからと、キャンセルは躊躇う。

幸い、一冊予約本の準備ができたと連絡が来たので、それを借りたらロンドンも予約しようかと。とりあえず、マラマッドは近日中に読めそうです。楽しみ♪