ふたつのアメリカ史―南部人から見た真実のアメリカ

バーダマン先生の本をやっと読み終えた。途中で図書館の予約本が来てしまって、ずっと中断したままだったので、ものすごく時間がかかってしまった。そういう本が何冊かあるのだが、いい加減時間が経ってしまうと、もういいかと思ってやめてしまうものもある。


さて、バーダマン先生の本については先日も書いたが、これを読んでから映画「ミシシッピ・バーニング」を観ると、なるほど〜!と思うことがたくさんあった。些細なことでも、当時の南部の状況に忠実に作られているのがわかる。


実際の事件をもとにして作られた映画で、事件そのものに関しては多少違う点もあるようだが、こんなところまでセリフに入れているのか!と思うところがあって、非常に丁寧に当時の南部を描写していることがわかる。


この本を読むまでは、ジーン・ハックマンいいなあ・・・なんてことしか思っていなくて、もちろん実際の事件を軸にした人種差別の話の理不尽さに憤りを感じてはいたが、それでも、ここまで細かく作られているとは知らなかったので、改めて観て、驚いた次第なのだ。南部好きは読むべし!の本かも。


本を読むのでも、映画を観るのでも、文化や歴史についての知識があるのとないのとでは、見方が大きく変わってくるものだなと。雑学でもなんでも、知識は多いほうがいい。常に好奇心を持って、たくさん勉強しよう!