ハワーズ・エンド

先日、E.M.フォースター『ハワーズ・エンド』 の話が出たので、読むことにした。というか、これは私のサイトの「BOOK CLUB」で課題にした本なのだが、結局読んでいなかったのだ。たまたま話が出たので、そういえば!と思い出して、いい加減読まないといけないだろうという気になったのだ。(^^;


最近は、エンターテインメントばかりで、いわゆる純文学を読んでおらず、ちょっと小難しい文章などが頭に入ってこなくなっているので、そろそろリハビリしないと本当にアルツハイマーになりそうだから、このあたりで文学的な気合を入れ直そうかと。


日記を書くのに、「この本を読み終えた」という話題は、他に話題を考えなくていいから便利なので、つい数を増やすことに走りがちになってしまうのだが、やっぱりそれではいけないと、もうとっくの昔から気づいてはいるのだけれど、他にもやることがあったりすると、やっぱり何も考えずに読める本に手が伸びてしまうのだ。


そんなわけで、天気ばかりじゃなく、私の頭もカラカラになっている。「BOOK CLUB」も休止状態だし・・・って、何かと忙しいので、それはまあ仕方がないとしても、せめて頭に滋養のある本を読まなくてはと思う。エンターテインメントが悪いわけではないけれど、知識欲が満足しないから、いくら読んでも面白いと感じなくなっている。


作家の三田誠広氏が、「本を読んで好きか嫌いかではダメなのだ」と言っていたが、エンターテインメントばかり読んでいると、他に考えることもないから、好きか嫌いかしかない。その基準で他の本も全て好きか嫌いかになってしまう。青山先生は「本に好きも嫌いもない」と言っていたし、せめて私も、「好きか嫌いか+α」くらいは感じられるようになろう。