SUPERSTAR

“マスカレード”を練習するのでカーペンターズのCDを聴いていたら、“SUPERSTAR”に胸がキュンとした。昔仲良しのイトコと一緒に、夜明けに犬(今は亡きコリーのロン)の散歩に行った時、明けの明星が素晴らしく綺麗で、気付いたらラジオから“SUPERSTAR”が流れていて、涙が出るほど感動した記憶が蘇ってきたのだ。音楽には、そうした記憶も鮮やかに蘇らせる力があるんだなと感慨に浸る。


さて、カール・ハイアセンの『フラッシュ』を読み終えた。これはあっという間に読めるだろうと思っていたのだが、結構時間がかかった。今や巨匠と言われるハイアセンだが、昔から環境問題について書いていて、何冊も読むと、どれも同じように感じてしまう。これもまた扱う問題が違うだけで、似たような
話だった。


ほとんどがフロリダが舞台で、正義感にあふれる主人公とか、浮世離れした浮浪者とか、出てくるキャラもだいたい一緒だ。1冊1冊は面白くないわけではないのだが、やはり飽きる。