冬の新宿御苑

子どもは早起き!というわけで、瀕死状態の伯母さんは、今日も体力・気力をふり絞って早起きし、朝ごはんを作って食べさせ、「伯母ちゃまの家のお庭が見たい!」と言う姪を連れて新宿御苑へ。家の庭とは御苑のことである。


新年は今日から開園の新宿御苑。1月の新宿御苑は植物に詳しくない者にとっては特に見るものもないが、常緑樹の緑がすがすがしい。見るものがないとは言え、ちらほらと花も咲いていたりする。冬桜という桜も花をつけていたし、梅の木も蕾をふくらませ始めている。バラ園で1、2輪バラが咲いていたのは、異常気象のせいだろうか?


今日から開園というのを知ってか知らずか、人はまばらで昨日の新宿の街の雑踏が嘘のように静か。ちょっと気持ちがいい。早起きは三文の得って、こういうことを言うのだろうか?


一時の静寂も瞬く間に過ぎ、家に帰ってお昼ごはんを食べさせ、休む間もなく帰り支度。再び千代田線乗り換えの国会議事堂前まで送っていく。そこからは乗った電車一本なので、一人で帰らせる。


御苑前駅では柏までの切符が買えなかったので、柏で清算しなくてはならなかったのだが、それがちょっと心配な伯母である。よほど柏まで乗っていこうかと思ったのだが、心を鬼にして見送る。あとからお母さんから電話があって、ちゃんとできましたとのこと。ずいぶん成長したものだ。


ともあれ、無事に帰れてよかったとほっとして、足も痛い、体も痛い伯母さんは、今夜こそは早く寝ようと決意する。