サイレント・ジョー

T・ジェファーソン・パーカーの2作目『サイレント・ジョー』を読み始めたのだが、なんか忙しくて疲れているときに読む本じゃないなという感じがする。ちょっとだるい。かなり疲れる。


前に読んだ『California Girl』の時にも感じていたのだが、書き込みがくどいというか、その時は原書で読んでいるせいかな?と思っていたのだが、やっぱりそういう作風のようだ。アーヴィングのような書き込み方ともまた違って、部分的にはそっくり1ページ飛ばしても、内容には全く支障がない類。


パーカーの作品は、けしてストーリーのテンポは早くないよね・・・?と思う。前述の書き込みの件もあって、話がなかなか進まない。おかげで分厚い。300ページ近く読んだが、まだ半分にも達していない。キングのホラー話はくだらないと思うし、主人公のキャラも私好みというわけではないのだが、同じように書き込みがくどくても、とりあえずテンポだけはいいかなと。


そんなことを考えると、パーカー作品の主人公のキャラは、どれも私の好みには合わないようなのだ。だから、必然的に話にのめりこめなくて、字面を追っているだけになってしまう。ただひたすら早く読み終えようということだけを考えているような状態。たぶん何冊読んでも私には合わないのだろうと思う。


しかし、図書館にもう1作予約してある。キャンセルしようと思ったのだが、わざわざどこかから取り寄せてくれているらしくて、断るに断れなくなってしまった。近いうちに取りにいかなくてはならないが、結局無駄骨になるかも。


この前のキングの『レギュレイターズ』も中断しているし、ここでまた中断というのは気が引けるので、できる限り読もうとは思うが、図書館で借りている本ということもあって、何も無理に読まなくても・・・と思う。読みたい本は手元に星の数ほどあるのだから。


じっくり吟味して読んでいるわけではないので、良いとか悪いとかではないのだが、とにかく私の好みではないかなという感じだ。だいたい、最初面白くなくても、この先面白くなるかもしれないと期待を抱きつつ我慢して読むのだが、冒頭で入り込めない話は、やはり5つ★にはならない。


ともあれ、時期的にも今読める本ではない。他にやらなくてはならないことがあって、本にあまり集中できないような時は、何も考えずに楽しく読めるようなものがいい。もう10月だし、そろそろファンタジーに行こうかな。