またこんなものを・・・

キングの『デスペレーション』を読み終える。またこんなものを読んでしまった・・・といういつもの感覚が戻ってきた。上巻は面白いと思ったが、下巻で中だるみし、結末はそれなりだったが、結局なんだったのか?というキングに馴染みの感覚だ。あー!こんなものに何日もかけてしまって損した〜!という例の後悔。


では、スプラッターという部分で、キングとマキャモンはどう違うのか?と言えば、どこがどうと言えないが、全然違うんだよ!というしかない。スプラッターに品性を問うのもどうかと思うが、強いて言えば品性があるかないか。品がないから、キングの悪玉はより悪玉らしいのかもしれないが、やっぱり好きじゃないなあ。しかし懲りずに読んでしまうあたりはまさしくホラー。


同時に『デスペレーション』と対を成すという、リチャード・バックマン(キングの別名)の『レギュレイターズ』も読んでいたが、もう『デスペレーション』だけでたくさんという感じになってしまったので、中断した。これ以上無駄な時間は使えない。図書館への返却日の都合もあるので、さっさと次の本に行かなくてはならない。キングは、もうしばらく結構!