そろそろサマー・リーディング

今日で6月も終わり。そろそろサマー・リーディングの季節だ。毎年言っているが、私の「Summer Reading」は、タイトルに「Summer」とつく本を読むことという単純なもの。とりあえず、毎年そういう本を買うので、今やこれもコレクションになっている。


で、今年はすでに紀伊国屋のバーゲンで1冊買ってある。Barbara Delinskiの 『The Summer I Dared』 だ。これはマスマーケット版だが、ちょっと前から気になっていた縦長の本。この形態は読みやすいのか?読みにくいのか?それを試すためにも、今年の夏は、ぜひこの本を読みたいと思うのだけれど、残念ながらこれは南部が舞台の話ではなく、それはそれでいいとしても、南部本をあれこれ買っているところなので、そちらも読みたいし、サマー・リーディングの常で、どうなるかは神のみぞ知るだ。毎年9月くらいになって、やっと1冊読むくらいのものだから。


ともあれ、読みかけて途中でやめていた本を片付けたいので、この本はまだ当分読みそうにもないのだが、読みたい本は星の数ほどあって、悩みは尽きない。実に平和な悩みで申し訳ないけど。


あ、ちなみにマーサ・グライムズの『桟橋で読書する女』は、ミシシッピアラバマの間にある町を舞台にしている割には、全く南部的な雰囲気はなく、話も全然面白くなかった。面白い話が多いはずの南部本にもハズレはある。


グライムズは日頃、スコットランドヤードを扱ったミステリシリーズを書いているので、やはり南部を舞台にした小説には向いていないのかも。というか、シリーズ外ではあるが、この本だけなぜ南部を舞台にしたのだろう?南部ものでなければ読まなかったのに!