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「きいてほしいの、あたしのこと〈特別編〉-ウィン・ディキシーのいた夏」  ¥995

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牧師の父親(ジェフ・ダニエルズ)と共にフロリダの田舎町に引っ越してきた10歳の少女オパールアンナソフィア・ロブ)は、野良犬と出会い、ウィン・ディキシーと名づけて一緒に暮らすようになる…。


ケイト・ディカミロの全米ベストセラー小説を原作に『ジョイ・ラック・クラブ』などの俊英ウェイン・ワン監督が描くヒューマン・ファミリー映画。いわゆるワンちゃん映画かと思いきや、犬を媒体に孤独な少女がさまざまな人々と知り合い、その交流の中から人生の哀しみや喜びを知る経緯がていねいに、そしてさりげなくも深く描きこまれている。特に人生は哀しいものであることをベースに説かれる人間讃歌は、西欧にはないアジア系監督ならではの視線も濃い。劇場未公開なのが惜しまれる傑作だが、広く世代を超えて観ていただきたい珠玉作である。『チャーリーとチョコレート工場』にも出ていた幼きヒロイン、A・ロブは、ダコタ・ファニングよりも美人顔で存在感も抜群、将来が楽しみだ。(増當竜也

<参考・原書>
Because of Winn-Dixie/Kate DiCamillo (著)

  • 外貨参考価格 $5.99
  • 価格: ¥718 (税込)
  • ペーパーバック: 182 p ; 出版社: Candlewick Pr ; ISBN: 0763616052 ; Reprint 版 (2001/09)