ユダヤ人と反ユダヤ主義─第6回:ヨーロッパにおけるユダヤ人(アシュケナジ系)の歩み

前回の「イギリスにおけるユダヤ人の歩み(Ⅱ)」が終わっていなくて、ほとんど1回分ずれた感じ。今日のテーマである「アシュケナジ系の歩み」は、ほんのさわり程度しか進まなかった。この分だと補講かも・・・。


ヨーロッパ中世以降のユダヤ人には2種類ある。

  • アシュケナジ系(Ashkenazim)─最初ドイツ西部のライン河流域に定住したユダヤ人の呼称。のちにドイツ系、さらには東欧系ユダヤ人とその子孫を指す。
  • セファルディ系(Sephardim)─中世期、イベリア半島(スペイン・ポルトガル)に居住していたユダヤ人。同半島から追放されたのち、ヨーロッパではオランダ、イギリスなどに移動。


こうした定義があるものの、現在ではアシュケナジはヨーロッパ出身、セファルディはアラブ圏出身という見方になってきている。


で、ドイツのマルチン・ルターが出てきて、例の宗教改革という名のもとに、ユダヤ人いじめをする。旧約聖書を介してユダヤ人に対する尊敬や親近感を持ち、ユダヤ人をキリスト教に改宗させようという期待を持っていたのだが、それが挫折し、反ユダヤ感情となったというわけだが、勝手なもんだ。理不尽極まりないって感じ。