映画「ダ・ヴィンチ・コード」

ハリー・ポッターと謎のプリンス』も読み終え、オールナイトで今日公開からされた「ダ・ヴィンチ・コード」を観に行くことにした。「ハリポタ」についても書けないし、「ダ・ヴィンチ・コード」についても書けないし、なんとも欲求不満だらけの日記だが、実際映画のほうは、特に語ることもないのだけれど。


しかし、オプスデイやシオン修道会(近藤先生はそんなものはないと言っていたが)がどう関わっているのか、映画しか観ていない人はわかったのだろうか?映画ではそのあたりの説明があまりなくて、いきなり映画を観た人は、事前にそうした秘密結社の知識でもなければ、よくわからないのでは?という感じがした。


私の場合、原作のほかに関連本を読んだり、トンデモ本を読んだりしていたので、そうした秘密結社関連の知識はかなり増えたが、中には「本読んでもわかんなかったから映画観に来た」という女の子とかもいたので、あの子たちは果たして理解できたのかしらん?と余計な心配をしたほど。


本を読むということに関して言えば、「ダ・ヴィンチ・コード」が難しいというのはともかく、「ハリポタ」さえ難しくて5ページでやめたというような子が多いのが情けない。「ダ・ヴィンチ」も、本のほうが数百倍面白いのに。


「活字を読まなくなって文化が衰退していくだろう」といったような意味の言葉は、実は 前に書いた『シオン議定書』 にも出てくるのだ。『シオン議定書』は偽書であると決定されたが、書かれたのは1905年である。偽書とはいえ、現代のことを的確に予言しているような文章が多いのに驚く。これを書いた人は、まさに予言者だったのでは?と思えるほど。


学校でも、字ばかりでは読まないから、イラストを多用した教科書が使われたりして、なんと情けないことだろう。そんな教科書で勉強しているから、どんどん文字を読まなくなってしまうのでは?と懸念する。


結局映画は、言う言葉もなく、無言で帰ってきたという状況。製作したソニー・ピクチャーズでは、社運を賭けて!くらいの意気込みだそうで、ソニー関連会社の社員には、全員に無料のチケットが配られ、必ず観に行くようにとの命令が出たそうな・・・。社員の皆さん、頑張って観に行ってください!


良し悪しはともかく、映画の最後のほうは原作とちょっと違っていることだけ明言しておこう。