ジョニー・デップ「ブレイブ」

さて、夜中にジョニー・デップ監督・主演の映画「ブレイブ」を観た。これは作品の存在さえ知らなかったのだが、作品によってイメージが変わるデップのことだから、これも最初はデップだとわからないくらいだった。


途中から観たのが残念だったけれど、最後は何とも切ない。でも、デップのルーツはネイティブ・アメリカンだとは知らなかったな。さすがにそれ系のスタイルが決まっている。絵的にも好みで、デップ映画の三大お気に入りの中に入るかも。


「ブレイブ」ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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ネイティブアメリカンの青年が、貧困の末、妻子を守るために、人間の死を撮影するスナッフ・フィルムへの出演を承諾。撮影までの日々を、家族との最後の幸せな日々にしようとする主人公の決心に、胸が痛くなる人間ドラマ。


ジョニー・デップが初めて監督&脚本&主演した本作では、自らのルーツであるネイティブアメリカンの世界を描いた。悲しいストーリーを美しい映像で描いた渾身の一作は、デップの魂のドラマと言えよう。娯楽の要素はないが、彼の芸術性、作家性がむきだしになった、ファン必見の1本だ。イギー・ポップマーロン・ブランドが共演。イギーは音楽も担当している。(斎藤 香)