始末屋ジャック最新刊

ずっと図書館の本を借りていたので読めなかったのだが、我慢の限界になったので、とうとう<始末屋ジャック>シリーズの最新刊に手を出してしまった。しかしこれはいつも迷うのだけど、<始末屋ジャック>もここまで来ると、ミステリの分野なのか?それともホラーなのか?


レビューなどでもかなり面白いようなことが書かれているのだが、やっぱり私ってホラーのほうが好きみたいで、ジャックのシリーズよりも<ナイトワールド・サイクル>のほうが面白いなあと思う。とはいえ、そのへんにある多くの本より、はるかに面白いんだけど。


今回、どうしてもイライラしてしまうことがある。ジャックの恋人のジーアが、ジャックの心配や身の危険も顧みず、勝手な行動を取っているのがイライラするのだ。ちょっと、邪魔だからおとなしくしててよ!って感じ。


ジャックは始末屋だから、人を痛めつけたり、場合によっては殺人もする。理由のあることで、相手は悪人だとはいえ、殺人は殺人だ。そんな人の恋人なのに、ジーアの善人ぶりは、どうもいやらしい。


今回はその部分が結構クローズアップされていて、ほんとにイライラしてしまう。善人は善人でいいのだが、ジャックの恋人でいるためには、ジャックの仕事を黙認するしかないわけで、だったら一切関わらなければいいのに、と思うのだ。イライラ!