アン・タイラー

昨日も書いたアン・タイラーだが、普通の人の普通の生活うんぬんというより、自分の友だちや母親など、身近にいる人のぼやきや愚痴を聞いている感じというのがぴったりかもしれない。そんな話は年中いやというほど聞いていてうんざりしているから、わざわざ小説でまで読む気がしないということだ。


こんな人になりたくないと思うような女性の話というのも言えるかも。自分も含めて、そういう人は多いのだけど、それをわざわざ文字で読むのはしんどいなあという感じだ。


今回の本は、まだましなほうだとは思う。今まで読んだ本のように、変にグチグチしていないし、亡くなった夫の双子の弟という100歳になろうとするおじいさん(どうも年齢設定がよくわからないのだけど)が、結構いい味を出しているので、救われてはいる。


でもずっと読んでいると、やっぱりしんどいので、途中で違う本を入れてみたりもしている。なんとか最後まで読むつもりではいるけれど。