耳猫とムーン・シャーベット

長野まゆみの本を、また2冊読む。『耳猫風信社』と『夜間飛行─Moon Sherbet』だ。この2冊はタイトルに惹かれて(という人は多いだろう)、図書館で借りたものだが、今まで読んだ中ではこの2冊が一番面白かった。


画家の絵になぞらえて描かれている『夜間飛行』のほうは、さすがに美大出身だけのことはあると思える作品。個人的には、ここで使われているポール・デルヴォーはあまり好きではないので、絵には感情移入できなかったが、なるほど、この世界かと納得できるものだった。


とりあえず図書館で借りた長野まゆみの本は、これで一段落。7冊も読めば、だいたいその世界が理解できたとも言えると思うから、このあたりでいったんやめておこうと思う。もういい加減、少年・少女の世界は飽きた。もちろん、今回読んだ本も少年もので、この2冊に関してはとても面白かったから、少年・少女ものが面白くないということではないだろう。


今日はひどくむかついたことがあって、気分が悪い。というか、それだけじゃなくて、ずっとイライラしているんだな。それが、今日あることで噴出した感じ。とはいえ、誰かにあたったわけでもなく、ひとりでただ怒っていただけなんだけど。。。書くに書けないもどかしさに、またイライラする。


今年は、毎年すごく楽しみにしている紀伊国屋の洋書バーゲンもないみたいだし、ほんとに悲しい。バーゲンやらないのかなあ、もう・・・。(泣