早稲田の講座

ところで、早稲田の講座「アラブとイスラエル」は、電話で問い合わせをしたところ、すでに定員に達しているため、あとはキャンセル待ちですと言われてしまった。せっかく取りたい講座があったというのに、時すでに遅し。とはいえ、一般の受付は今日からだから、皆狙っていたんだろうなあ・・・。このぐうたらな私が受講したいと思うのだから、他にそう思う人は山ほどいるってことだろう。


てことは、やっぱり総合英語か・・・というのも、なんだか気が進まないし。で、ウェブでバーナード・マラマッド研究のページを見ていたら、「ユダヤの歴史、宗教、思想は、マラマッドの作品を深く理解する上で不可欠である」とあった。


だったら、「古代イスラエルの歴史」でもいいかなと。とりあえずそのルーツは勉強できるわけだし、選民意識などの思想的特徴については学べると思うんだけど、その手の本を読めば、得られる知識でもある。


ところが、ユダヤ関連の書籍を探してみると、ユダヤに学ぶ金儲けの仕方(ロスチャイルドか)とか、古代日本とユダヤの怪しい関係とか、そんな感じのものが多く、真面目な研究書というのは、案外少ない。一般人にはなかなか得られない知識のようで、だからこそ大学の講座に人気が集中するのかなと。


タイミングのいいことに、4月からのNHKの「原書で読む世界の名作」でも、マラマッドをやるらしい。マラマッドの文章は、割に平易な単語を用いているので、ただ読むだけならするっと読めてしまうのだが、平易な単語には、深い意味が隠されているのかもしれないし、意味がたくさんある場合には、どの意味をとればいいのか悩むことも多く、結構難しい。ラジオ講座でいくつか詳しく解説してもらえることは、非常に役立つことだと思う。


なんだか、今年は「Malamud Year」って感じ。個人的な都合だけど、追い風が吹いてきたところで、やっぱり今年がんばらないといけないな。