100円ショップで買ってはいけないもの

100円ショップは大好きだ。早稲田の授業の帰りに、ほぼ必ず(夜のお楽しみ映画祭=「アメリカ南部映画祭」がなければ)100円ショップに寄る。特に何か買うあてもないのにである。へええ〜、これが100円!と驚くのが楽しみなのだ。


しかし、安かろう、悪かろうという品も多々あって、当たり外れが結構ある。その中でも、これは大失敗というのが下記の品々。

  • 化粧水─セージ入りで夏はよかったが、冬になったら肌がひどく荒れた。
  • 靴下─黒の靴下が色落ちして、靴下の形に足が真っ黒になった。
  • マスカラ─泣いてもいないのにパンダ目になる。
  • パンツ─レースで見た目はいいが、全然布が伸びないので履けない。
  • 入浴剤─香りが安っぽくてむかつく。
  • 背中洗いプラシ─1、2度使用しただけでカビがはえた。
  • 石鹸─ハーブ入りのを買ったが、よく考えたら安くなかった。
  • 食品─名の知れたメーカーのものはいいが、そうでないものはまずい。
  • バンダナ─何回洗ってもごわごわ。
  • 電卓─数字が出てこない。

ざっと、こんなところだろうか。もちろん、100円なのにすごい!という品もあるし、たぶん全体としてみれば、そちらの商品のほうが多いと思うけれど、あ〜あ、つまんないもの買っちゃったなという時のほうが覚えているから、やっぱり安かろう、悪かろうなんだろうと思ってしまう。それでも100円ショップは好き。


なぜこんなことを書くかというと、先日アポロ13号が「新しく買ったパンツが履けないんだぜ!」と、しぶがきさん(作家・宗方慶司氏)にバラしていたからだ。そんなことバラしても、何の得にもならないってのに。


確かにそれは事実なのだが、「100円ショップの全然布が伸びないやつ」という部分が抜けているではないか!それに、「なんだ100円のパンツなんか履いてるのか」と思われるのも恥ずかしい。ていうか、履けなかったんだから、実際に履いちゃいないのだが、それにしても赤恥。今後、真面目な顔をして、文学なんか語れないじゃない。人前で妻を貶めるのはやめなさいっての!


しぶがきさんも、笑ってくれればまだいいのだが、「え!」という信じられないというような顔をして、何かとんでもないことを聞いたかのような表情だったし。それ以後、青梅マラソンの時に顔をあわせたが、何か変なものでも見るような・・・。


というわけで、100円ショップの「全然布が伸びないパンツ」は、絶対に買ってはいけませんよ!これだけは、どうやっても使えないから。他に流用ってのも不可だし、これこそまさに、安物買いの銭失いの最たるもの。