紀伊国屋とジュンク堂の違い

ラグビー観戦後、新宿に出て三越ジュンク堂を覗いてみたところ(金曜日は紀伊国屋に行ったので)、オースターの『Oracle Night』のマスマーケット版で、出版社が「Faber and Faber Ltd」でないものがあったので、早速購入。


表紙も違う(ハードカバーと一緒)ので、やった!と思ったのもつかの間、これもまた本自体がヘロヘロと波打っている粗悪本。なんでこうなっちゃうんだろう?いくら薄手とはいえ、こんなひどい製本って、日本には絶対ないだろうなあ。オースターの新作でなければ、絶対買わないだろう。


洋書はジュンク堂(洋販)よりも、紀伊国屋のほうが安いのだが(本にもよるみたいだけど)、Amazonでは買わないぞ!と決心して以来、新しい本を買っていないので(以前にオーダーしてあったものはともかく)、欲求不満になっていたところだったので、ズラリと並んだ洋書のカラフルな波に圧倒されて、<買うなら紀伊国屋>というモットーも忘れて、思わず3冊買ってしまった。


ジュンク堂は広いので、洋書の数も膨大に感じるが、実はそうでもなくて、紀伊国屋の南口店のほうが、品揃えははるかに多いと思う。ジュンク堂のほうは、小説だけでいえば3列か4列くらいしかないし。


びっくりしたのは、Diana Gabaldonの<Outlander>シリーズが、SkysoftやAmazonでは800円台だったのに、ジュンク堂では1200円とか1300円くらいだったこと。せめて900円台だったら、1巻目だけでも買おうかと思ったが、400円〜500円も差があるのでは、いくらなんでも問題外。


今日購入した3冊のうちで、最も期待しているのは、『The Jane Austen Book Club』。『The Reading Group』に続いて(まだ読んでいないけれど)、またブッククラブものなんだけど、取り上げる本が全てオースティンの本というところが、非常に興味をそそるし、オースティンの本の内容は全部分かっているので、今から新たに読むこともなしに、それぞれの本についての言及も、すんなり理解できるだろうと。出だしをちらっと読んだところ、設定も面白そうだった。