ミス・マープル

アガサ・クリスティは全然読んだことがない。もちろん名前はよく知っているのだが、ミステリ・マガジンなどをとっていた頃から、どちらかというとアメリカのミステリを読んできたため(といってもマニアではないから、そんなに読んではいないが)、クリスティなどの有名どころは、そのうち・・・と思いつつ読んでいないのだ。


シャーロック・ホームズもしかり。 『シャーロック・ホームズ大全』*1 などを買って、これもそのうち・・・と思いつつ、なかなか読めずにいる。しかも原書では、全作持っているのに。つまり、このあたりはいつでも読めるという安心感もあるが、有名どころだから読まなきゃという域を出ないとも言える。


でも、今日からテレビ東京で、ミス・マープルシリーズをやっているので、ミス・マープルとはどんなものか、この際テレビで観ちゃおうと思い、観てみた。なるほど、正統派のミステリ。冷静な老婦人であり、なかなか辛らつなユーモアのあるミス・マープルは、結構魅力的だった。このシリーズに人気があるのも納得。安心して読めるミステリというのも変な言い方だが、そんな感じ。


そういえば以前、やはりテレビで、ポアロも観たかもしれないなと思い出した。ポアロよりはミス・マープルのほうが、個人的には好み。では、本を読むかというと、うーん、その前にハーラン・コーベンとか・・・って、やっぱり現代のアメリカのミステリに手が伸びてしまう。私もかなりアメリカ的に病んできたのかもしれない。