激安ボールペン

昨日、家の近くの安売り店ワンダフル(早稲田にもある)という店で、ボールペンを購入。 50本で210円! これはボールペン・コレクターとして、今まで買った中でも最安値。これまでの最安値は、10本で50円というのがあった。つまり1本5円。今回のは、税抜きで考えれば、1本4円。こういうのを見つけたときって、半端じゃなく嬉しい。

コレクターなんていうと、周囲はみな勘違いして、高いボールペンなんかをくれたりするんだけど、本当は、こういうチープなものが大好き!安いものを大量にということであれば、なお可。

コレクションの根本をなすのは、ホテルのボールペン。基本的にタダのものである。だから、海外に行く人に、ボールペン「持ってきてね」と頼むのだが、誤解して、わざわざ高いボールペンを「買ってきて」くれたりする人もいて、あ〜、せっかくいただいたけど、タダのやつでよかったのに・・・という結果になることも。

自分で行けるときは、ホテルのボールペン以外に、必ずスーパーに行って、安い事務用のボールペンを買う。お徳用のものなら、アメリカだって1本20円くらいだろう。日本の文房具は高すぎる。まとめて買うから、だいたい使いきれないんだけど。

お金を払って買うボールペンは、基本的には使えるものが条件。飾りではダメだし、見た目は奇抜でかわいかったりしても、使いにくいものもダメ。もっとも、文房具で「かわいい」というのは、論外。TDLなんかで、うっかりミッキーマウスやチップ&デールのボールペンを買ってしまったりするけれど、あとで姪にあげてしまうのがオチ。

日本の文房具は、たしかに質はいいんだろうと思うけど、デザインも良くないし、質が良すぎて味がない。ノートでも、紙質が良すぎてボールペンのインクがのりにくい。ボールペンで書くには、少しザラザラした感じがいい。

ボールペンも太字のものが極端に少ない。細字のものが主流だから、太字の好きな私には魅力がない。たしかに漢字を書くには、細字のほうが書きやすいけど。いろんな会社のノベルティでボールペンをもらうが、日本の会社は細字、外国の会社は太字が多いというのも、そんなところが原因なんだろうと思う。

そんなわけで、ボールペンを主に考えているので、日本製の文房具には、全然魅力がない。いろいろ試してみるために、一応買うことは買うし、日本語を書くときには細字のボールペンも必要なんだけど、愛着は全くわかない。日本製の文房具は、高品質なのに安っぽい。

何と言っても、とにかくデザインが悪すぎ。ちょっと変わったものと思うと、いかにもデザインしましたよ!という感じで、値段もいきいなり高くなる。アメリカやドイツなんかは、さりげない日常的な感覚のデザインがいい。というか、そうしたアメリカとかドイツのインダストリアルデザインの感覚が、個人的に好きなんだと思うけど。