ハワイの文学

今日Amazonから、待ちに待ったイタロ・カルヴィーノの『レ・コスミコミケ』が届いた。10日遅れ。これは絶版だったのだが、幻想文学の中でも最も好きな作品なので、復刊ドットコムにもお願いしていたし、待望の1冊だったのだ。とにかく、入手できてほっとした。

先日、本の整理をしていたところ、NHKの英会話のテキストに連載されていた、青山南先生の「Literary Hawaii─ハワイという文学の島々」(全12回)というエッセイを集めたもの(テキストから切り取ってファイルしてあった)を見つけた。

そういえば、こんなことしてたっけと懐かしく思い出したのだが、何年前のことだったか定かではない。これを読んでいたにも関わらず、青山先生は「アメリカ南部専門」と思い込んでおり、授業で一度だけハワイについての話が出た折に、このエッセイのことなどすっかり忘れていて、先生はハワイもお好きだったのか・・・と思った記憶がある。エッセイを読み直すと、「お好き」どころではなかったのである。

そのエッセイでは、毎回ハワイにまつわる本が1冊紹介されており、私の大好きなサマセット・モームや、ロイス・アン・ヤマナカの『ワイルドミートとブリーバーガー』もちゃんと載っている。以下、全12回分の本の紹介。