小路幸也の『オール・マイ・ラビング』にぐっと来た!
読了したので感想を書きます。読書記録サイトにはその都度感想は書いているけれど、ブログに書くのは珍しいです。
※《東京バンドワゴン》第5作目。
シリーズを続けて読んでいるが、今回はメジャーなロックンローラーである我南人が、あの超世界的有名バンド(○ーリング・○トーンズ)とワールドツアーなんて話もあってスゴイ展開になっている。
「病気でいつもの声なんか出なくても、誰かに届けって思って、LOVEを思いっきり込めて歌えばそれだけでいいんじゃないの?それでいいんじゃないの?」という孫の研人の言葉に、自分も歌を歌っている関係から、ぐっと来て胸が熱くなった。
もっとも、気持ちを込めて歌い、それを人に伝えるためには技術も必要であることは言うまでもないし、そのためには血の滲むような努力をしなければならないことも知っている。
しかし、小学生にしてこういう事を言える研人君も、将来いいミュージシャンになるだろうなと思った。フィクションだから、全ては作者の意向次第ではあるけれど。
余談だが、私はビートルズが好きではないので一度も歌ったことがないのだが、この本を読んで“ALL MY LOVING”を歌ってみるかなと。
メンバーから、これはどうかと言われていた“COME TOGETHER”もついでたからやってやろうじゃないかと思った。
この本のおかげで私の歌の世界も広がり、ビートルズ嫌いも克服できるかも。でも、かなりのアレンジが必要だろうけど…。