闇彦

§…読書中…§

阿刀田高『闇彦』

※幼いころから「私」の眼前に見え隠れする不可思議な存在<闇彦>。それはどこから来て、何を伝えようとしているのか。むかし聞かされたお婆あの言葉、死んだ同級生の少女、海沿いのひなびた温泉宿、ギリシャの血をひく美貌の女優…。人生の要所要所に現れる<闇彦>に導かれるように、「私」は神話と物語の源流に遡っていく。