初夢

昼寝で見た夢も初夢というなら、元旦の昼寝(夕寝?)で初夢を見た。それがなんと、ポール・オースターの息子の夢。オースターに子どもがいるのは知っているが、たしか娘だったような気はするのだけれど(それももうかなり大きい)、もう一人男の子がいるかどうかまでは定かではない。


夢の中・・・とあるパーティーに出席したところ、オースターの息子(小学生くらい)と出会い、仲良くなる。私が以前お父さんに手紙をもらったことがあるのだと言って、自分の部屋に案内するまでの話なのだが、その途中に、いろんな人が小説を書いている場面に出くわす。


お正月なのに皆さんお忙しいんですね、などと糸井重里と話をしたり、その隣の部屋では中国人の青年が、防音のために大きなヘッドフォンをつけて一心不乱に小説を書いている。それから、名前を度忘れしたコピーライターとか、とりあえずまともな小説家は誰もいないのだが、それと言うのも、私が現代日本の小説家を知らないせいだろう。


そして、いよいよオースターの手紙を見つけるのだが、手紙の中からステーキとチョコレートが出てくるという荒唐無稽な話。もしかしてお正月の料理に飽きて、そんなものを食べたかったのかも?で、一体そのオースターからの手紙には何が書いてあったのかというと、それについては一切触れていないというのがまたいい加減だ。


しかしオースターの息子は非常にいい子で、話も合う・・・って、なぜか日本語ペラペラなのだ。そこに今度はその子の妹、つまりオースターの娘も出てきて仲良くなるわけだが、そのあたりで目が覚める。


これって、しばらくオースターの本を読んでいないので(買ってはあるものの)、無意識に罪の意識か何かを感じていたのだろうか?だったら、ジョン・アーヴィングのも、コーマック・マッカーシーのも読んでいないのだから、そっちでもよかったはずなのに、どうしてオースターなんだろう?


などと思いつつ、本棚からクリスマス本を片付けて、ため込んであるオースター本を並べてみた。そろそろ読み時なのだろうと思って。もちろん、アーヴィングとマッカーシーの本も。


そして、いろんな人が小説を書いているというのは・・・なんとなく思い当たるふしがないでもない。