今年最後の二日酔い

昨日のパーティーはとにもかくにも楽しかったので(周囲には大迷惑だったかも・・・)、時計を見るのも忘れて飲んでしまったため、今日は恒例の二日酔い。今年はこれで最後でしょう。(^^;


デザイナーの橋本さんが名刺を作ってくれたので、ここぞとばかりに配りまくったのも顰蹙ものだったかもと思うと、今更ながらに赤面。昨日のハイテンションとは逆に、今日はかなり落ち込んだ。もう New Tone's Apple には行けないかも・・・とか。


さて、<アルスラーン戦記>の最初の2巻分が一緒になったものを読み終えたが、どっちが先でどっちが後かはわからないが、<デルフィニア戦記>に似ているなあという印象。大きな違いは、<デルフィニア>には次元の違う異世界が関わっていることと、奇想天外なことか。<アルスラーン>のほうは、ファンタジーであるのに、意外にまっとうな話である。


しかし、<アルスラーン>のほうは男性作家だけあって、戦闘部分がよく書き込まれている。とはいえ、あくまでファンタジーであって、戦争物を読んでいるつもりはないので(戦記とはいえ)、それがくどく感じるのも事実。また、会話が日本のサムライものみたいで、違和感がある。今や、日本のサムライものも現代的な言葉遣いになっているというのに。


しかも、これは昔の翻訳とかではなく、現代の日本人が書いているものだから、翻訳が良くないと問題をすりかえるわけにもいかない。シリーズの最初だから、それぞれの登場人物の人物描写などに手間取ってストーリーがなかなか進まないのもあるし、主人公のアルスラーン王子があまり登場せず、いまだに出だしでもたついている感がある。それでも、すでに2巻分だ。


ファンタジーとはいえ戦記なのだから、架空の国の歴史を物語るものではあると思うが、主人公があまり出て来ず、2巻読んでもまだタイトルである主人公アルスラーンの身の上がどうなるのかが見えてこないのでは、どうも先が思いやられて、続きを読むかどうかは微妙。<アルスラーン戦記>というからには、やはり主人公アルスラーンの活躍を望むのが一般的だろうと思う。