夏の甲子園─日刊スポーツ

・・・スタミナ不足を痛感した春、甲子園から戻るとグラウンド裏の山道コースを走り込み、スクワットにも取り組んだ。徹底した下半身強化でスタミナを身に着け、さらに右足に重心を乗せる投球フォームへと改造。球速が4キロ増し、最速149キロとなった。「明日(3連投となる20日)の決勝は自分へのリベンジです」。過去の自分への、雪辱の時でもある。

・・・決勝戦の引き分け再試合は、69年夏の三沢(青森)−松山商(愛媛)以来。当時は延長18回制で、15回になってからは初めて。早実は今春センバツの関西(岡山)戦でも引き分け再試合をしており、甲子園で年間2度の引き分け再試合も史上初。