天体、鉱石、理科の実験

ジョン・アーヴィングコーマック・マッカーシーのPBが届いたら、すぐ読もう!いや、カズオ・イシグロの新刊の翻訳が出てしまったから、まずはそれの原書から!それよりまず、<サザン・ヴァンパイア・ミステリーズ>シリーズをやっつけよう!


・・・などなど、日がたつにつれ、当初の予定がどんどん狂っていく。こうも意志薄弱なのか、私は!という感じで情けない気分なのだが、まあ、予定は未定だし、誰に借りているわけでもない、自分の本だから、好きな時に好きなように読みましょう。


で、結局全然違う本を読んでいたりするのだが、久々の長野まゆみは良かった。天体、鉱石、理科の実験など、当初はまるで宮沢賢治だと思っていたが、だんだん独特の世界が見えてきて、それほど賢治を感じなくなってきた。


前にも書いたが、長野まゆみ美大出身だから、文章で絵を書いているようなところがあって、語られている言葉から、色や絵が飛び出してくるような感じがする。どの話を読んでも、不思議な感覚と豊かな色彩が感じられる。