あれこれ併読してパニック状態

マーケットプレイスに頼んでおいたアニー・プルーの2冊目の本が届いた。というか、図書館で借りて読書中だったのだが、他に予定も立て込んできたし、あとでゆっくり読もう(いつ読めるのか?)と思って購入。自分で買って持っていても損はない本だと判断。


トンデモ本や、ヴァンパイアものなども併読していて、なかなかアニー・プルーのような詳細に書き込む作家の本を落ち着いて読むことができずにいる。そこへもってきて、アーヴィングやマッカーシーも届いてしまったから、嬉しいような困ったようなだ。


マッカーシーは、案の定読みにくい。というのも、例によってスペイン語まじりだからだ。先日、原稿を書いていて、なぜ会話部分にカギカッコをつけないのか?と聞かれ、マッカーシーがそうだからと答えたのだが、それが読みにくいものであることは自分でも良く分かっているので、やっぱりカギカッコはつけることにした。当然ながら、私はマッカーシーじゃないので。(^^;


マッカーシーも、最初は見ただけで読む気も起きなかったのだが、読んでみたら、カギカッコがないことなんか何でもないというくらいに好きな作家になった。そんなことどうでもいいよという感じだ。それくらい中身がいいって、すごい作家なんだなと思う。


もっとも、それは黒原敏行さんが訳してくれたものがいいわけで、原書では英語どころでなく、スペイン語もわからないのだから、やはり読みにくい。マッカーシーのサイトにスペイン語の英訳が載っていると黒原さんから教わったが、それを見ながらというのもしんどい。でも本当に好きなら、それくらいはしなさいよということだろう。


そんなこんなで、あちこち気が散って、どれもこれもあんまり進まないので困った。アーヴィングの新作は820ページもあるし、よほど気合を入れて集中しないと、ちょっとやそっとじゃ終わりそうにもない。


「BOOK CLUB」も毎月課題本を出しているが、これも溜まる一方。時期を決めて課題本を消化するよう無理にでも努力しないと、全然読めそうにない。