図書館貸し出し(→4/30)

『密閉病室』/F・ポール・ウィルスン (著), F.Paul Wilson (原著), 岩瀬 孝雄 (翻訳)

  • 単行本: 333 p ; サイズ(cm): 19 x 13
  • 出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152079886 ; (1996/01)

内容(「BOOK」データベースより)
クイン・クリアリーは医師になりたかった。しかし、家が裕福ではない彼女にとって夢がかなう唯一の道は、イングラム医科大学に合格することだった。イングラムは製薬会社関連の財団が設立した大学で、全米から選ばれた優秀な学生が、無料で教育を受けることができた。補欠ですべりこんだクインは、有頂天で新生活に飛びこんでいく。だが、彼女は奇妙なことに気づきはじめた。クラスメイトたちが、医学倫理を受け持つオールストン教授の理論とまったく同じ―将来、限りある医療資源を分配するのに、その人間の社会的価値によって差をつけるべきだという―考え方をするようになってきたのだ。正義感の強いクインは反発するが、彼女と同意見だったボーイフレンドのティムまで、オールストンの思考様式に染まりはじめた。クイン以外に、その考え方に疑問を覚える者がひとりもいないのはなぜか。やがて、寄宿舎のティムの部屋で盗聴器が発見され、彼の姿が消えた。いたれりつくせりの医学部のキャンパスをひそかにおおう悪夢―屈指のストーリー・テラーによる医学サスペンス。


『体内兇器』/F・ポール・ウィルスン (著), F.Paul Wilson (原著), 猪俣 美江子 (翻訳)

  • 単行本: 402 p ; サイズ(cm): 19 x 13
  • 出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152081058 ; (1997/09)

内容(「BOOK」データベースより)
大規模な医療改革を目指す委員会に名前をつらねる二人の議員が、連続して不審な死を遂げた。一人は自動車事故で、もう一人は高層ビルから転落して…もし事件がそこで終わっていれば、すべてはたんなる偶然と片づけられていたにちがいない。が、またもや同じ委員会のメンバーが、今度は不可解な発作を起こして重体に陥ってしまった。しかも三人の共通点は、同じ委員会のメンバーであるだけではなかった。かつて天才外科医として名を馳せた医師ラズラムの手で、全員が美容整形手術を受けていたのだ。連続する事件の背後にいるのはラズラムなのか? もしそうなら、彼はどんな手を使って議員たちを死にいたらしめているのか?ラズラムの助手として働く内科医ジーナは、恩師でもある彼の挙動に不審を抱き、友人のFBI捜査官ジェリーとともに事件の謎を追うが。