映画 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

「ハリポタ」は、毎回先行オールナイトで観ているのだけれど、今年はジャズフェスと重なったり、アポロ13号の骨折などで、それが果たせなかった。というわけで、今日の公開日に松葉杖のアポロ13号を引きずって、観に行った。


今回はとても面白かった!前作の「アズカバンの囚人」が、ちょっとドタバタしていてあまり気にいっていなかった分(「ハリポタ」全作が撮り終わった時、3作目の監督は、不名誉な評価をされるかもしれないなあ・・・)、今回は前回の分も取り戻そうと、より積極的に雰囲気も堪能したという感じ。


それもそのはず、今回の監督はハリウッドではなく、イギリスの監督で、いかにもイギリス的(=ホグワーツ的?)な重厚な雰囲気を醸し出している。かといって、重苦しくなく、テンポもいいので、内容を知っているのに、ハラハラ、ドキドキさせられた。


4作目は、私の大好きなセドリック・ディゴリーが出てくるわけだが、原作では、セドリックが殺されるところに涙したものだ。しかし、映画のキャストは私のイメージと違っていたため、その場面もあまり悲しくはないだろうなと思っていたのだが、予想に反して、やっぱりウルウル。だって、やっぱりセドリック好きだもの。


というか、セドリックが死んだときのハリーの嘆きようが、胸に響いたと言ったほうがいいかもしれない。最後に、だんだん大人になっていくハリーたちの、微妙な心理状態が表現されているのも、今後の展開のカギかも。


映画として、色彩的にもきれいだったし、あれだけの長い話を、とりたてて過不足なく、非常にうまくまとめたものだと感心した。原作としても、4作目は面白いと思うが、映画としても非常に面白く出来上がっているのではないかと。個人的好みとしては、やはり原作も映画も1作目が好き。それがあっての続編だから。


家に帰ってから、1作目の写真と4作目の写真を見比べてみたのだが、ハリーも、ロンも、ハーマイオニーも、なんと成長したことか!言うまでもなく、他の出演者もだ。7年生になったら、一体どんなふうになるのだろう?と、今後それも楽しみ。


ちなみに、お約束の劇場でのグッズ売り場だが、見たところ商品は伊勢丹の「ハリー・ポッターの世界展」で全部売っていたし、今回はあまり面白いものがない。それに、昼間伊勢丹で、また買ってしまったし、劇場で買うべきものは何もなかった。(^^;