性懲りもなくファンタジー三昧

図書館で、原書で読もうかどうしようかと迷っていたエミリー・ロッダの<ローワン・シリーズ>を全部借りてしまった。さらに、テリー・ブルックスの『シャナラの剣』。テリー・ブルックスは、前に一度違う本を途中でやめているのでちょっと不安なのだが、物語の設定も何も全然違うのだから、とりあえず期待しよう。なにしろ「幻の名作」と言われている本だから。


読み終えた『グリーン・ノウの子どもたち』は、やっぱりお子様向け。<ローワン>もお子様向けだが、これはさらに年齢が下がるという感じ。小学生の頃に読んでいたら、きっとこの世界がうらやましくなっただろうなと思う。でも、そうすると「マナー・ハウス」とかのことは知らなかったわけだし・・・。ともあれ、いかにもイギリス的なお話だった。しかし、ここってホーンテッド・マンションか?と思うような話でもある。これにも続編があるが、たぶん読まないだろう。


ジェフリー・フォードの『白い果実』は、冒頭が気にいればじっくり読もうと思ったが、私の好みではなかったので、ざっと一気読み。その前が、ひらがなばかりのお子様向けだったので、意識的に漢字を多用している本書は、妙に読みづらかった。山尾悠子氏がリライトしているとはいえ、かすかに見え隠れする金原瑞人氏のアレルギーもあるかもしれない。あとがきを読んだ途端に興味を失った。