パトリシア・ハイスミス

パトリシア・ハイスミスは、「リプリー(映画「太陽がいっぱい」の原作)」で有名だが、作品を読んだのは初めて。以前に「INFORMATION BOARD」で取り上げたことがあるのだが、表紙もあまり気にいってなかったので特に読もうとは思っていなかったのに、図書館で見つけたので借りてみたところ、結構面白かった。


ハイスミスは、もともとSFというかミステリというか、そういう作風なので、短編でもそのあたりが自分の好みに合っていたのだと思うけれど、テーマの目のつけどころが面白い。


短編の場合、「目のつけどころ」は重要なポイントだと思う。イタロ・カルヴィーノや、T.C.ボイルなどの短編が好きなのは、みな「目のつけどころ」がいいからだ。それに、一昔前のスタイルと言ってしまえばそれまでだが、ハイスミスの短編は、起承転結がはっきりしていてわかりやすいというのもある。


さて今夜は、神宮にて野球観戦。台風一過ですがすがしいかと思いきや、フェーン現象だろうか、そよとの風もなく、じっとしているだけでサウナ状態。久々の神宮なのに、横浜もサヨナラ負けでがっくり。


帰りに、近頃はまっているZYDECO系の「ジャンバラヤ」でも歌うかと、皆でカラオケに行ったのだが、目当ての「ジャンバラヤ」がなくて、またがっくり。結局二丁目にハシゴして、「ジャンバラヤ」は歌えたものの、今いち乗り切れなかった。寝不足のせいか・・・。