大判ペーパーバックの憂鬱

ああ、がっかりだぁ〜!楽しみにしていたアン・ライスの『The Feast of All Saints』が届いたのはいいんだけど、トレード版のペーパーバックかと思っていたら、大判のやつだった。


私はこのサイズのPBってのが苦手なのだ。ハードカバーなら、そういうものだと思ってはなから問題にしないし、よもやマスマーケット版サイズなどとは考えもしない。届いたものがたまたまトレード版サイズだったりしたら、大喜びといったところなのだが、この大判のPBは、大きくてもトレード版だろうと見込んで頼んでいるわけだし、また寝転んで読むにもPBだからへなへなしてしまって、ハードカバーを持つのとはまた違った力が必要なので、読みにくい。


結局のところ、よほどでない限り後回しになるか、お蔵入りになるか、どちらかなのだ。せっかく楽しみにしていたのに・・・とは思うものの、まず装丁やサイズでがっかりすると、こういうことがしばしばある。


ジョナサン・フランゼンの 『The Corrections』 など、気にいったサイズに行き着くまでに3冊も購入し、挙句の果てには翻訳で読んでしまったりした。 T.C.ボイルの短編全集 も、この大判サイズだったため(ハードカバーなら迫力があっていいのだが)、なかなか読めずにいたところ、バーゲンでマスマーケット版を見つけたはいいが、あまりの字の小ささに仰天。これはとてもじゃないが読むのは無理だから持っている本でいいかと諦めた結果、いまだに読めずにいる。


もちろん、このサイズと知って買うものもある。それしか出ていない場合は仕方がないからだ。ともあれ、Amazonで本のサイズがきちんと表示されていないのが困りもの。