ニューオーリンズのコーヒー

ニューオーリンズのコーヒーはおいしいと旅行中の日記にも書いたが、ホテルでもらってきたパック入りのコーヒーはどうだろう?と早速飲んでみたところ、これもおいしかった。ホテルのカフェで朝ごはんを食べると、コーヒーは自由に持って帰れるので、部屋に置いてあったパック入りのコーヒーには全然手をつけなかったため、それを毎日ため込んで、持ち帰ってきたのだ。(^^;


みやげ物や特産品にありがちな、その土地で食べるから、あるいは飲むからおいしいのだという例に漏れず、このコーヒーも、ニューオーリンズで飲むからおいしいんじゃないかと思っていたのだが、日本で飲んでもおいしかった。カフェ・デュ・モンドのコーヒー(チコリ・コーヒー)などもおみやげ用に売っていたのだが、普段コーヒーなど飲まないから、全然買おうとは思わなかったのだけど、こんなにおいしいなら、買ってくればよかったと後悔。


やっぱり買ってくればよかったと後悔しているものが、もうひとつ。ホットソースだ。レストランに置いてあるものは、私にはそう辛くはなかったのだが、店に並んでいるものは、相当辛そうなものがたくさんあった。「PAIN」とか「DEATH」とか「HELL」とかいった名称がついていて、非常にそそられたのだが、とにかく持って帰るのがしんどいなあと思って諦めた。でも、やっぱり買えばよかった・・・。(泣


今日は旅行前に読み始めて中断していた、ジェイムズ・リー・バークの『ネオン・レイン』を読み終えたが、この主人公デイヴ・ロビショーって、たぶんカッコいいキャラクターなんだろうけど、どうしても作者のバークの顔写真を思い浮かべてしまって、そういうイメージがわいてこない。目から入る情報というのは、非常に鮮烈だということだろう。作家の顔を知らないほうが、何かといい場合も多い。


実はこの小説は、だいぶ前から何度もトライして、いつも途中でやめていたもので、たぶん私には合わないのだろうと思っていたのだが、青山先生の本に触発されて再度購入し、ニューオーリンズ行きをきっかけに、ついに読了できた。つまりは、主人公の魅力に惹かれたのではなく、ニューオーリンズの描写につられて読了できたという本なのだ。主人公のキャラについては個人の好みもあるから、一概にいいとも悪いとも言えないのだが。


このロビショーはこの後、ニューオーリンズ警察を辞めて貸しボート屋になるのだが、警部補より貸しボート屋のほうが合っていると思う。そもそも住んでいる家もハウスボートだし、規則なんかには従わない人だから、警察官としてはアウトローすぎるんじゃないかなと。