「真夜中のサバナ」

昨日、図書館で借りたビデオ「真夜中のサバナ」を観た。原作とはちょっと違うけど、映画はそんなものだと思っているから、特に失望したということはない。緑の景色が美しい。ケビン・スペイシー演ずる大富豪に殺される不良青年の役をジュード・ロウがやっているのだが、この人は作品によって、すごくハンサムに見える時もあるし、今回のように、濃い〜系で気持ち悪く見える時もあるんだなと。役柄に合ってるから、俳優としちゃいいんだろうが。


個人的にハンサムは嫌いじゃないんだけど、濃い顔はちょっと遠慮したい。主人公のジョン・キューザックも濃いし、オカマのレディ・シャブリも濃い。かなりしつこい取り合わせだ。間に普通の顔のケビン・スペイシーが入って、なんとか息がつけるという感じ。


ちなみに作家では、ポール・オースターの若い頃の顔は好きだったけど、だんだん濃くなってきたので、今ではちょっと引いている。おじさんになったら、ジョン・アーヴィングのような顔のほうが、渋くていい。って、作家は顔じゃないか。でも、スティーヴン・キングなんかを見ると、やっぱり顔だよねと思う。(^^;


「真夜中のサバナ 特別版」

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ニューヨークの若き記者ケルソー(ジョン・キューザック)が、古い歴史を持つジョージア州サバナの大富豪ウィリアムズ(ケヴィン・スペイシー)が催すクリスマス・パーティを取材しに、町にやってきた。しかし、そこで殺人事件が起こり、ウィリアムズが裁判にかけられることに。ケルソーは事件を基に著作を記すべく、独自に捜査を開始するが…。


ジョン・ベレントの全米ベストセラー小説を原作に、大スター、クリント・イーストウッドが出演せず監督に専念したサスペンスタッチのヒューマンドラマ。ケビン・スペイシーをはじめとする個性派たちの熱演による町の人々の強烈な個性と、サバナの美しい町並みとのギャップが、不可思議な雰囲気を醸し出している群衆劇に仕上がっている。(的田也寸志

※画像とリンクはDVDのもの