オークアレイの「長く熱い夜」

図書館に予約した本&ビデオを取りに行った。予約したものが全部揃ったわけではないが、一度に読めるわけでもないから、とりあえず。


今回は、ニューオリンズに行くのに合わせて、すべて南部もの。特にビデオの「長く熱い夜」は、話の舞台はミシシッピだが、ロケはニューオリンズの荘園オークアレイで行われたというので、必見(プランテーションツアーで行く予定)。しかも原作はウィリアム・フォークナー


で、早速観てみたところ、ポール・ニューマンがあまりに若いので驚いた。そりゃ誰しも昔は若かったわけだが、しわのあるポール・ニューマンしか知らなかったので、へええ〜、結構セクシーだったのねという感じ。年をとってから、普通のおじさんになってしまった感じ。


それにしても、フォークナーは難解で暗いなどと言われているけれど、この映画に関しては、そんなこともなかった。最後はすべて丸く収まって、ハッピーエンドになるし。もちろん、原作と映画は違うのだろうが、原作のほうを知らないので、そのあたりは何とも言えない。でも、最後はハッピーエンドじゃないほうがよかったのになあ・・・とも思う。ともあれ、お父さん役のオーソン・ウェルズがすごかった。まさに怪優。


肝心のオークアレイだが、非常にきれい。部屋もオークアレイの内部なのだと思うが、あんなに高いベッドによじ登るのは大変!などと思いながら、プランテーションツアーで観に行くのが楽しみ。大きな木に垂れ下がるスパニッシュモスも、雰囲気があっていい感じ。これまでに観た南部の映画の中では、スパニッシュモスを一番よく見る事のできた映画だと思う。オークアレイは、たぶん今でもあのままほとんど変わりはないのだろうと思う。