ジャズ・フェスティバル─ジェフ・ブルにサインをもらうの巻

第4回 新宿トラッド・ジャズ・フェスティバル

なにかといろいろとあって、気乗りのしなかった今回のジャズフェスだが、今日はどん底の土岐さんが最後なので(新しい店を開くため)、その挨拶にも行かなくちゃいけないので、とりあえず出かける。春にあったジャズフェスはイレギュラーなもので、メインはこの秋のほう。比較すると、明らかに秋のほうが面白い。街全体に生のニューオーリンズ・ジャズが流れていて、ちょっと他のお祭りでは味わえない気分。


店の前に座って飲みながら、聞こえてくる音だけでも十分楽しめるのだが、私は去年に引き続き、ジェフ・ブルだけはちゃんと聞こうと思い、一人でハリソンバーに行き、CDにもサインしてもらった。ジェフ・ブルはプロのミュージシャンだし、やっぱりアマとは違う。メインはトランペット奏者だが、ボーカルも担当していて、トム・ウェイツばりの歌が、かなりいい雰囲気なのだ(顔からは想像しがたいが)。


フェスティバル終了後、どん底で本格的に飲む。なんたって、10年来お世話になっている土岐さんの、新宿で最後の日だから。先日この日記にも書いた、作家の宗方慶司氏らとも同席。とはいえ、昼間から飲んでいるので、早めに帰る。明日もあるから。


家に帰ったら、バーダマン先生の本が届いていた。まだニューオーリンズ・ジャズが耳に残っている時に届くとは、これはまたグッドタイミング!