「アイスウィンド・サーガ」シリーズの行方

やっと『スケアクロウ Vol.3』が届いた。ランダムハウス講談社さん、待ちくたびれましたよ。マジで。(--;


一緒に、復刊された「アイスウィンド・サーガ」シリーズの第1巻が届いたが、これは『The Icewind Dale Trilogy: The Crystal Shard, Streams of Silver, the Halfling's Gem (Forgotten Realms)』*1という三部作の、1作目『The Crystal Shard』*2の部分。しかもその3分の1。なんとも中途半端なものだ。


もちろん、3部作全部が訳されているとは思ってはいなかったが、実物を見たとき、これって『The Crystal Shard』の全訳?と思って中を見ると、訳者の解説には、日本版は全9冊で、原書での各巻が3冊ずつにまとまっているとのこと。つまり、『The Icewind Dale Trilogy』としては全9冊で、『The Crystal Shard』は3冊ということになる。


以前に、これは2作目までしか訳されていないと書いた覚えがあるが、『The Crystal Shard』と『Streams of Silver』*3までということになる。富士見書房の文庫版は絶版で、マーケットプレイスでも1000円から15000円などという値段になっている。


でもこの第1巻以降、情報がないのだが、全9巻まで翻訳されるのだろうか?現状況では、2作目までしか翻訳されていないし、全9巻出すまでには、新たに3作目を翻訳しないとならない。それに、「全部出します」とは、どこにも書いてない。出るとしても、全部揃うには、一体いつまでかかるやら。


だけど、シリーズの1巻目(しかも1作目の3分の1)だけしか出さないということもないだろうと思うので、今後も期待はしているが、結局のところ、早く続きを読みたければ、原書のほうを読まなければならないということだ。とりあえず1巻目があれば、あとは原書を読むのも多少楽になるので、無駄ではないと思うが。。。