ハロウィーン月

いよいよ10月。なぜ「いよいよ」かというと、後期の授業が始まるというのもあるが、10月はハロウィーンがあるので、ホラーものやファンタジーなどを思いっきり読もうと思っていたので、とても楽しみにしていたのだ。普段からそういうものも読んでいるけれど、わざわざ10月になるまでとっておいたものとかもあるので、待ってました!という感じなのだ。


というわけで早速読み始めたのが、マキャモンの 『アッシャー家の弔鐘』*1 。内容がハロウィーンに関係しているわけではないが、ハロウィーンについての言及もあるし、なんたって「パンプキンマン」というのが出てくる。たぶんもう絶版になってしまったと思うのだが、原書ではジャック・オ・ランタンの絵が描かれているものもあるし。


他にアン・ライス『The Witching Hour』*2 なども併読予定だが、マキャモンを読み始めたら、当然一気にそちらに行くだろうから、これはほとんど進まないだろう。これは1000ページ以上もあるPBで、しかも字が細かいので、途中で嫌になって挫折するかも。1000ページ以上のPBといったら、 『指輪物語』*3 にも匹敵するくらい(指輪は大判のPBでの話だけど)だから、果たしてひと月で読み終えるかどうかわからない。他に読みたい本もたくさんあるし。なので自分自身、あまり読了を目標にはしていない。


ちなみに、今月のブッククラブの課題である『アラバマ物語』は、ハロウィーンがテーマではないけれど、ハロウィーンの日に事件が起こるので、いつも10月に読んでいる。もう何度も読んでいるのでストーリーはよくわかっているが、何度読んでもいい本だし(再読したいと思う本は、そう多くはない)、読んでいない人にはぜひ読んでもらいたい本。同じアラバマものでは 『クレイジー・イン・アラバマ』*4 も気にいっているが、やはりアラバマといえば、『アラバマ物語』にかなうものはないだろうと思う。


お気に入りベスト3といったら、この『アラバマ物語』とトルーマン・カポーティ『草の竪琴』*5トールキンの『指輪物語』かなと思うが、期せずして、アラバマ生まれの、しかも家がお隣同士の作家が入っているというのは面白い。