MARY YUKARI WATERS'S MIRROR STUDIES SELECTED FOR BEST AMERICAN SHORT STORIES 2004

Mary Yukari Waters's story Mirror Studies, from the Summer 2003 Foreign Affairs Issue of Zoetrope, has been selected for Best American Short Stories 2004. It's a gorgeous story and an honor well deserved. Congratulations, Mary. Please find the story online at:
http://www.all-story.com/issues.cgi?action=show_story&story_id=194.(ここで全文が読めます)

メアリ・ユカリ・ウォーターズ。去年授業でやった作家だが、今度の作品にも「Kashigawa district」とか、おかしな固有名詞が出てくる。というか、「Kashigawa district」って、前にも出てきたっけ?お気に入りなのかな。今回は、Endoさんという医者の話。「Asahi Shimbun」とか、「NHK's thirty-minute Rural Getaways show」なんかも出てくる。ちなみに「Rural Getaways show」ってなに?

「Red Monkey Inn」は「赤猿旅館」?「旅館・赤猿」?
それに、相変わらず“The monkeys today sure liked them, ne?”とか、“Soh soh, wartime cuisine,”といった、妙な会話も出てくる。妙なのは、猿のこととかではなくて、最後に「・・・、ね?」とつけるところとか、頭に「そうそう、・・・」といった日本語の相槌のようなものが入るところ。

これがメアリ・ユカリ・ウォーターズの持ち味というか、個性なんだろうけど、やっぱりおかしい=面白い。これがベストに選ばれたというのは、へええ〜という感じ。だって、このおかしさって、日本人でなければわからないんじゃないかと。でも、当然こういう部分だけで評価されているわけでもないんだろう。日本人だと、ついついそういう部分に目がいってしまうけど。