『すべての美しい馬』

このところファンタジーばかり読んでいるので、ちょっと文学作品でもと思って、コーマック・マッカーシー『すべての美しい馬』*1 を読んでいる。「オーシャン・オブ・ファイヤー」を観たばかりだから、馬の姿が目に浮かぶうちに・・・と。でも、やっぱりマッカーシーは読みにくい。読みにくいのがわかっていたので、早川のepiが出始めた頃に買ってあったのに、ずっと手が伸びなかったのだ。


内容はアメリカのカウボーイが出てくる話だから、読むなら「オーシャン・オブ・ファイヤー」の映像で気分が高まっている今しかない!と思ったのだが、それはあんまり効果がなかったみたいだ。


いきなり「彼」とか「彼女」とかが出てきても、誰?って感じだし、会話部分に「 」がついていないのも読みづらい。でも、そういうことは重々承知の上ではあったのだが、ヴィゴ・モーテンセンのイメージで、なんとか読めないかと思いつつも、やっぱりなかなか進まない。何度も前に戻って、どういうつくりになっているのか確かめながら読んでいるので、時間がかかる。これが原書だったら、すぐに投げ出すだろうなと思うような本だ。


まだ冒頭もいいところなので、もう少し読み進めてみないと雰囲気さえも掴めないが、なんとか最後まで読めるよう、祈ろう。こういうのは間を置くと、また最初から読み直さなければならないような本だから、一気に読んだほうがいいんだろうけど。。。